童謡のブラック解釈 人柱の歌だった!?「ロンドン橋落ちた」

ロンドン

「♪ロンドン橋落ちた 落ちた 落ちた」で始まるイギリスの童謡。
西暦46年に架けられたこの橋は実際、よく消失した。
それは他国からの侵略を防ぐために橋を破壊したり、自然災害や火災などで崩れ落ち、そのたびに架け直されていた。
この歌、1番はおなじみだが、実は12番まである。これがなんともリアルな内容で・・・。

人柱説1

2番から9番までの歌詞は呼応している。
こんな素材で橋を作ろう、いや、それでは駄目だ、といった内容だ。
2番と3番は「粘度と木で作ろう/流される」、
4番と5番は「レンガと石で作ろうよ/崩れる」、
6番と7番は「鋼と鉄で作ろうよ/折れ曲がる」、
8番と9番は「金と銀で作ろうよ/盗まれる」。
さて、10番から素材ではなく人間が登場する。
10番「寝ずの見張りをたてようか」(9番が「盗まれる」で終わっていることに注目)、
11番「もしも見張りが眠ったら」(生きていれば人は眠ってしまう)、
12番「一晩中パイプを吸わせよう」(眠ることは許されない)。
眠らない見張り番=ロンドン橋を作る際の「人柱」という説が根強く残っている。

人柱説2

子供のころにやった遊びのひとつに、「ロンドン橋落ちた」を歌いながら、ふたりが向かい合って頭上で手をつないでアーチを作り、その中を子供たちがくぐり抜けていく遊びがある。
最後の「♪マイフェアレディ」のところでアーチは下がり、アーチの真下にいた子供はつかまってしまう。この子が「人柱」決定というブラックな遊び・・・。

エリザベス1世説

最後のフレーズ「マイフェアレディ」の部分は、古くは「レディリー」という歌詞だった。
Lady Lee。ロンドン橋が石橋になった16世紀半ば、在位していたのはエリザベス一世。
相性は「エリー」。永遠の処女を守り、スペインの無敵艦隊を破った勝利の女神。
「処女王」と讃えられているいっぽうで、反逆者には容赦ない罰を与えていたため、
エリーを「リー」に変えて市民が非難して歌っていたという説がある。

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