幽霊ホテル リジー・ボーデン・ハウス

リジーjpg
アメリカ・マサチューセッツ州のフォールリバー市は19世紀後半から20世紀初期にかけて経済的に発展を遂げた。
そんな経済発展まっただ中の1892年、フォールリバー市の高級住宅街で殺人事件が起きた。
殺されたのは銀行、牧場、数々の企業を経営する夫アンドリュー・ボーデンと、その妻であるアビー・ボーデン。
事件から104年たった1996年、事件現場の屋敷が一般公開され、宿泊もできるという。
その名も「リジー・ボーデン・ベッド&ブレックファスト・ミュージアム」。
宿泊者の多くは怪奇現象を体験しているというが、過去に何があったのか?

凄惨な殺され方をしたボーデン夫妻

アンドリューは斧のようなもので頭と顔面を何度も割られて殺されていた。
頭蓋骨は粉々になり、眼球は飛び出していた。
第一発見者は娘のリジーだ。
警察が駆けつけてから、屋敷の2階で同じ手口で殺されていた妻アビーが発見された。
家の中にいたのは、娘のリジーと、メイドのサリバンだけ。
屋敷には有刺鉄線がはりめぐらされており、外部からの侵入は困難である。
加えて、検死の結果、アビーが殺されて2時間後にアンドリューが殺されていたことが判明。
外部から何者かが侵入して殺した場合、リジーやサリバンがいる家に2時間も留まっているとは考えにくい。

限りなくクロに近い娘のリジー

アンドリューはリジーの実父だが、アビーは後妻であったため、リジーにとっては継母である。
アンドリューは数々の企業を経営する資産家で、アビーは勢力的に資産を自分名義に変えていった。
殺人事件が起こった日も、アンドリューが経営する牧場をアビー名義に変更する予定だったという。
リジーとアビーの仲はすこぶる悪く、家庭内別居のような状態が続く日々だった。
リジーにはじゅうぶんな殺害動機がある。
リジーの犯行であることは間違いないと思われたが、肝心の凶器と、相当な量の返り血を浴びたであろう洋服が発見されなかったため、証拠不十分で無罪となった。

リジー・ボーデン・ベッド&ブレックファスト・ミュージアム

無罪を勝ち取り、莫大な遺産を相続したリジーは贅沢きわまりない生活を送っていたという。
マスコミが事件を騒ぎ立て、世間の注目を浴びていたため、替え歌になったり、斧を手にした血みどろのリジー人形が発売されるなど、事件は都市伝説やパロディのような扱われ方になっていった。
その一方で、殺人事件があったボーデン家から不気味な声が聞こえたり、人影が見えるなどの怪奇現象が起こり始め、心霊スポットとして有名になっていった。
事件は未解決のまま、リジーは67歳で死亡した。
そして1996年。
忌まわしい事件のあった屋敷が「リジー・ボーデン・ベッド&ブレックファスト・ミュージアム」としてオープンした。

リジー本人の幽霊、猫の鳴き声、男のうめき声、光の玉・・・etc.

ボーデン家の屋敷を公開し、事件当時の写真などが展示されているほか、殺されたアビーの部屋には宿泊することもできる。
興味深いのは宿帳で、
「リジーへ。昨日は会いにきてくれてありがとう」など、リジーに語りかける文章が多い。
なんとリジーの幽霊まで出ているようである(無罪判決は出たものの、加害者の疑惑は晴れていないのだが・・・)。
そして、この屋敷に猫はいないのに、猫の鳴き声を聞いた人がかなり多いのが特徴だ。
これは生前のリジーが屋敷で茶話会を開いた時に、猫が紛れ込んできてうるさく鳴くので、リジーが首を切って殺したため、猫の霊が屋敷に留まっているのではないかと言われている。
そのほかにも、男のうめき声がしたり、写真には光の玉が写っていたり、泣き声、足音、人影などなど、多種多様の怪奇現象が高確率で体験できる心霊スポットとして有名になっている。

ReXg
One Comment

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>