火事を招くが、決して燃えない「泣く少年の絵」

さん
1985年イギリスでのこと。
このころ、イギリスでは住宅火災がひんぱんに起きていた。
そして、焼け焦げた悲惨な火災現場から決まって1枚の絵が無傷で発見されるのだ。
それは1度や2度のことではなく、火災は数10件にのぼった。
その絵は決まって同じモチーフなのだ。

泣く少年の絵

その絵のモチーフは「泣く少年」。
つぶらな瞳から大粒の涙を流す3、4歳の可愛らしい少年が描かれている。
イギリスではポビュラーなモチーフだという。
火災現場でなぜかこの絵だけが焼けずに残っているのだ。
ある消防士は消火活動の際に7度もこの絵を見たという。
イギリスの大衆紙「サン」がこの不思議な火事の記事を掲載したところ、同様の体験をした人から続々と反響があった。

絵を買った翌日に
自宅が火事に

「絵を買った半年後に家が火事になった。壁の絵はすべて燃えたが、泣く少年の絵だけは無傷で発見された」。
「絵を買った翌日に家が燃えた。泣く少年の絵だけは燃えなかった」。
何枚も絵を飾っていたピザ屋が火事になった時は、すべての絵が燃えたが、少年の絵だけは焼けずに残っていた。
いずれも同じ状況である。
とくに1985年の10月には集中していて、10月9日、21日、24日、25日と立て続けに「少年の絵だけが焼け跡から無傷で発見される不思議な火災」が起きたことになる。

絵が火災を招いている!?

この奇妙な現象は消防士たちの間ではかなり有名な話なのだそうだ。
そりゃそうだ、さまざまな物が炎に包まれ、燃え、崩れ落ちて行く様子を目の当たりにしながら消火活動をする中、1枚の「燃えない絵」があるとしたら・・・。
絵が火災を招いているのか!? 
そしてその絵自体は燃えないのである。
全焼する火災ともなると、家電製品は炎の熱で溶けてしまう。
なのに「少年の絵」は燃えない。
科学的に全く証明ができない話なのである。

ReXg
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