9人の登山者が怪死 ディアトロフ峠事件 ロシア発

ロシア
1959年、ソ連の時代に山奥で起きた謎の事件。
ディアトロフをリーダーとする9人の登山者が遺体で発見された。
それは異様な状態であったが、登山者全員が死亡しているため、真意はわからずじまいのままだ。異様な状態とは・・・。

内側から引き裂かれたテント、
不可解な遺体

雪山で9人が身を寄せていたテントは内側から引き裂かれていて、荷物は置き去りのままだった。最初に発見された5人はいずれも凍死していた。
マイナス30度の雪山ではいたしかたない。
だが2ヶ月後、遺体で発見された残りの4人は状況が違った。
4人のうち3人の遺体は、頭部に大きな衝撃を受けた人、肋骨を折っている人、舌が切断されている人など、不可解なものだった。
そして、共通していえるのは、みな薄着だったという点だ。

矛盾脱衣という行動

凍死者が薄着で発見される例は世界でも報告が少なくない。
厳寒の中にいると、体が本能的に内側から温めようとする。
体温調節中枢が麻痺してしまい、「暑い」と感じて衣服を脱いでしまうのだそうだ。
これは「矛盾脱衣」と呼ばれている。
彼らが薄着だったのは、この矛盾脱衣とみなされた。

衣服から
高い放射線が検出

当初、現地人と諍いがあったのではないかという疑いもあったが、争った形跡はないし、登山者9人の足跡しか発見されなかったので、その線は消えた。
いくつも謎は残るが、数人の衣服から高い放射線量が検出されたことも謎である。
なぜ3人だけに???  
偶然、山奥で旧ソ連軍がなんらかの実験をしていたのではないかという説がある。
発表された資料にはあいまいな点が多く、正しい情報も記載されていないまま、機密文書保管庫に入れられたという。
この事件には国家最高レベルの機密が隠れていた・・・のかもしれない。

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