死亡と診断され(本当は生きているのに)、墓に埋められる恐怖を描いたエドガー・ア・ランポーの小説「早すぎた埋葬」。
現代の日本では火葬が一般的だが、世界では宗教的や文化的な見地から土葬する国も多い。
棺の中でもがいた形跡。
「遺体ではなかった」
カナダのジョン・ラルーという病理学者が、墓を掘り起こして数100の遺体を調査した。
すると、棺の中の遺体は20体に1体の割合で向きが変わっていたという。
ほかにも、手足を動かした形跡や、もがいた形跡があったというではないか。
墓から叫び声が・・・
1966年、アメリカのコネチカット州ではこんな事例も。」
心臓発作で死亡した女性が土葬された。
3日後、墓から叫び声がするので掘り返してみると、彼女は生き返っていた。
人が蘇生する可能性は一般的には8分以内だと言われているが、彼女は死亡宣告をされたあと、葬儀を行い、埋葬され、そして3日後に生き返ったことになる。
死んだはずでは・・・
いずれも医師が瞳孔散大(対光反射消失)、呼吸停止、心停止を確認して、死亡宣告を行っているはずだ。
だが、現代でこそ心拍、呼吸はモニターに映し出されるので一目瞭然だが、医師だけの判断に頼っていた時代となると・・・。
「お通夜中に棺桶から死んだ人が出てきた」というバラエティ番組のお約束シーンも、昔の日本ではリアルにあったのかもしれない。