【サッカー】足が3本!? JFAのシンボルのカラスの謎 八咫烏(ヤタガラス)

やたがらす
黄色とブルーの背景色に真っ黒なカラス。
日本サッカー協会(JFA)のシンボルマークやエンブレムに描かれているこのカラス、よく見ると足が3本ある!! 
このカラスは「八咫烏(ヤタガラス)」という名前で、中国の古典では日の神(太陽)の象徴として有名。日本では神武天皇の道案内をしたという。
サッカーマニアには常識かもしれないが、このカラスを目にする機会は多いはずなのに、一般的にはマイナー。
そもそもなぜこの三本足のカラスがになったのか。

熊野信仰の象徴

JFA理事会の発足は1931年に遡る。日本に初めてサッカーを紹介し普及した中村覚之助は和歌山県東牟婁郡那智勝浦の出身。
那智勝浦は熊野信仰の聖地であり、八咫烏は熊野大神に仕える熊野のシンボル。
中村は神社の氏子の家柄の出身。
おっと、つながった!!

兄も弟も八咫烏!!

日本サッカー協会のマスコットである兄の名前は「カラッペ」。弟は「カララ」。
やはり足は3本で、そのうち1本の足でボールを握っているというか、ホールドしている。
イラストでは見落としがちだが、これがキーホルダーなどの立体となると、うぬぅぅぅ、3本足は肉感的に見えてちょっとリアル。一瞬、頭の中が「???」となる。

八咫烏陰陽道

当たり前だが、サッカーよりも以前から天皇家にゆかりが深い八咫烏。
実は聖武天皇の時代から神道や陰陽道を継承する「八咫烏陰陽道」が存在し、戸籍、皇籍に属さない金鵄3名、十二烏12名、二十四烏24名のほか、神職数十人で組織され、熊野大社、出雲大社、伊勢神宮などで祭祀を行って国家地鎮、国家安泰に尽力しているという。

プチおまけ
それにしても「八咫烏」とは、すごい漢字である。
しかもPCで一発変換。うーむ。
ほかに「咫」という漢字を用いた言葉はないものか調べてみた。あった!!
「咫尺を弁ぜず」。意味は「視界が悪く、近くにあるものも見わけがつかない」。
・・・日本語って難しい。

ReXg
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