イスラム教徒の世界の中心、黒い神殿の中の黒い石の不思議

世界三大宗教の中で、一番日本人に馴染みが薄いのはイスラム教ではないでしょうか。
個人的に、周りに信者がいないのでそう思うだけかもしれませんが、イスラム教徒の祈りの中心、メッカの神殿について少々ご紹介します。

イスラム教徒の方々は1日5回、メッカの方を向いて礼拝します。大勢の人が熱心に拝んでいる映像は一度はどこかで見たことがあるのではないでしょうか。あれは、メッカのカアバ神殿へ向かって世界中のイスラム教の信者が祈っているのです。
元々はずっと昔からあった神殿で、多くのアラブ人の信仰を集めていたアラブ民族の宗教の神殿でした。
それを出来立てほやほやのイスラム教の人々が、630年にメッカを占領した時、自分たちのものとしたのです。
偶像崇拝はご法度なので、内部にあった365体の偶像を壊し、崇められていた木片や石塊をも排除しました。ただ一つ、聖なる黒い石を除いて。

この黒い石はカアバ神殿の東の隅の壁に埋め込まれています。神の指先とか言われるようですが、千年以上も巡礼者に触られて凹んでしまっています。しかしこれは祀っているのではなく、神への祈りのきっかけとして存在を許されているのです。
もとはこの石、素材は黒曜石または隕石由来のテクタイトであり、月の女神(神殿に祭祀されていた中でNo.2の神)の御神体だったのです。
カアバ神殿には3本の柱とその石しかないにもかかわらず、イスラム教徒の連帯感の為に存在し、彼らにとっては一生に一度は訪れたい場所になっているようです。

トルコのエディルネのエスキ・ ジャーミィ(15世紀初めに建てられたとされる)の壁に同じ石といわれるものがはめられているようです。見上げるくらいの高さにあるようです。

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