今回は趣向を変えて、200年以上前から海辺の長寿村に伝えられているらしい?レシピをお伝えします。おいしいかもしれません!
まず人魚の干物を用意します。新しいものは幕末期に作られたもので、日本産が多いですがたまに中国産があります(日本が発注しているモノが多い)。どちらを選ぶかはお好みで。
日本産の方が丁寧な作りをしています。新潟や長崎、一部をシーボルトさんも持ち帰ったということで、オランダにもあります。
150年以上前のモノが多いので、柔らかくなるまで水で戻してください。
しっかり戻すと、上半身は猿に似たもの、下半身はアブラ鰭のある魚、鮭や鱒、鮎に似た形になります。
上下で分かれてしまい、残念な感じになってしまうかもしれませんが、一体化させ人魚だと言い張りましょう。
圧力鍋に人魚と酒(人魚の重量の約3分1)、醤油を大さじ8杯、みりん・塩少々、お好みで櫛、鏡などを入れると隠し味で「お色気」が追加されます。
加圧して1時間程炊けば、きっと出来上がり!
ちなみに生の人魚が手に入った場合は、お刺身が断然オススメです。
ただし、今までに人魚自体、口にしたことのある人物は少なく、5人いるかいないか。ちょっと癖が強すぎて、800年程寿命が伸びます。
『若狭国風土記』に勇気ある若夫婦が人魚を食べたという話が載っています。